光蓮寺


光蓮寺は南吉さんのお話の「百姓の足坊さんの足」に出てくるお寺のモデルです。
主人公の百姓、菊治(きくじ)さんがお寺におさめるお米をこぼしてしまいました。けれども、菊治さんはそのお米を拾い集めて、雲華寺(うんげじ:光蓮寺がモデルになっています)のおしょう様のところに持っていきました。しかし、おしょう様はそのお米をけちらしてしまいました。その後、二人は同じ日に亡くなります。この続きはぜひ本を読んでください。

また、「へ」というお話に出てくるへの名人の和尚さんは、光蓮寺の住職がモデルになったそうです。
南吉さんは光蓮寺の住職にお経を習ったり、東京外国語学校に行くための英語も習ったそうです。

毎年2月の3日間光蓮寺で南吉の法要(ほうよう)も行われます。
南吉さんのかい名「釈文成(しゃくぶんじょう)」を考えたのもお世話になった住職さんでした。
光蓮寺には小さいながら鐘があります。
この鐘は日本が戦争をやっていたとき、鉄砲の弾を作るために使われたそうです。
また、なべなども国のためにとだしたそうです。
南吉さんは、それを「ごんごろ鐘」に書いています
ぜひ読んでみてください!!!

光蓮寺の前の道は「ごんぎつね」にでてくる道です。
どんな場所にでてくると思いますか?
実は、兵十のお母さんの葬列が通った道なんです。



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